レトロPC風フィギュア:3D Warehouse のモデルデータを印刷

3Dモデル公開サイト 3D Warehouse は、モデリングツール SketchUp と連携していて、多くの 3D モデルが公開されています。

3D Warehouse
https://3dwarehouse.sketchup.com/

SketchUp
https://www.sketchup.com/ja

公開されているモデルデータのダウンロードが可能です。SketchUp形式(過去3世代までのバージョン)と、Collada File が可能です。(モデルによっては他の種類もあるのかも?)


そのままだと3Dプリントできなかったので、DesignSpark Mechanical(DSM)を使ってモデルの編集を行います。とはいえ、SketchUp(SKP)形式そのままだと DSM に読み込むことはできません。SketchUpのバージョン2018あたりのものであれば読み込めるのですが、 3D Warehouse から現在ダウンロードできるバージョンのSKPファイルは無理でした。残念。

以前に COMPO-BS モデルを出力した頃は、読み込み可能なバージョンがダウンロードできたのですが…。

オンライン版の SketchUp では、モデル全体を STL 形式でダウンロード可能です。が、モデル全体で一つのSTLになるので、その後の扱いがなかなか難しいです。

分割せず、このまま印刷してしまうのであれば、これで良いのですが…。


現時点でダウンロード可能なバージョンの SketchUp ファイルを読み込めて、パーツを分割しつつSTLに変換可能な(無償の)ツールを探したのですが見つかりませんでした。
ですが、Collada File であれば FreeCAD で読み込み可能でした!

FreeCAD
https://www.freecadweb.org/

STLで出力可能なようですので、FreeCAD を使って Collada File(*.dae)→ STL 形式に変換を行います。


今回は、こむ(@comugi6502)さんの PC-8201 モデルを変換しました。

NEC Handheld Computer PC-8201(1983:Japan)
https://3dwarehouse.sketchup.com/model/dd0deb49-cf79-4c59-9b43-a577279bdc00/NEC-Handheld-Computer-PC-82011983Japan

Collada File ダウンロードします。zip中の model.dae がモデルデータです。FreeCAD で新規ファイルを開いて、model.dae をドラッグ&ドロップすると開けます。

こういう感じ。ここから、必要なパーツを選択して、DSM で読み込み可能な STL 形式で保存します。まずは上部カバーを選択して保存。

保存したSTLファイルをDSMで読み込みます。「ファセット」になっていますが、この状態だと編集できないので、「面をマージ」で「ソリッドに変換」します。

SketchUp のデータは基本的には画面表示用3Dデータであるため、厚みが無いです。(僕が知らないだけで、もしかして、厚みデータあるものもあるかも?)
なので、立体の「ソリッド」ではなく、厚みの無い面「サーフェス」へと変換されます。3Dプリントするには、これに厚みを付けて「ソリッド」にする必要があります。

厚みを付けるには、面を選択して、「プル」を行います。面に厚みが付いて、サーフェスがソリッドになります。厚みは後で調整できますので適当に1mm とかで。

全体に厚みを付けたところです。

元データで曲面になっているところは、面に厚みを付けるだけではうまく繋がってくれないので、自分でモデリングしていきます。とはいえ、出力物が 1/8 サイズのような小さいものであれば、細かいところはつぶれてしまうので、どこまできれいに処理するかは、各自の状況(出力スケール、3Dプリンタ性能)で判断する必要があると思います。

たとえばですが、上の面の接点、モデル上ではきれいに繋がって無いですが、今回はこのまま出力しました。

出力結果はこういう感じです。出力が小さいので、つぶれて気にならなくなる感じです。

こむさんのデータは、実寸大で作ってありますが、今回は1/8 サイズで出力しますので、プル「ボディをスケール」を使ってスケールを 1/8 (0.125倍)にします。


他のパーツについても同様に、FreeCAD で選択、STLで保存、DSM で読み込み、を行います。

ソリッド再現が難しい細かいモールドは、省略しています。(細かいところまでモデル作りこんであるので、作成者のこむさんには大変申し訳ないですが…)


キーボードは自分でモデリングしました。上面のへこみまでは3Dプリントで再現できないと思いますので、単純な立方体で作っています。

2.4mm で四角を書いて、さらに内側に 2mm で中心合わせて四角を書きます。

の四角をZ方向に1.5mm移動します。

開いてしまった穴をふさぎます。下側の四角の線を選択して削除。

上の面と下の面を選択して…

ブレンド実行。

できました!

コピー&ペーストして増やします。

 

「アンカー」で移動基準を選択して、「~まで」を使って移動させると、ピッタリくっつくように配置させることができます。


最終的に、印刷パーツごとに分割して、こういう感じになりました!


後は、以前の記事と共通な感じです。こちらも参考にしてくださいー。

レトロPC風フィギュア 1/3 スケールから 1/8 スケールへ縮小[詳細その1]
レトロPC風フィギュア 1/3 スケールから 1/8 スケールへ縮小[詳細その2]
レトロPC風フィギュア 1/3 スケールから 1/8 スケールへ縮小[詳細その3]
レトロPC風フィギュア 1/3 スケールから 1/8 スケールへ縮小[詳細その4]
レトロPC風フィギュア 1/3 スケールから 1/8 スケールへ縮小[3Dプリンタ出力]
レトロPC風フィギュア 1/3 スケールから 1/8 スケールへ縮小[組み立て]
レトロPC風フィギュア 1/3 スケールから 1/8 スケールへ縮小[デカール]



同様の方法で、フロッピーディスクユニットMZ-80FD、ドットインパクトプリンタMZ-80P3 も出力してみました!こちらは1/12サイズにしました。


さらに、PC-CLUB の3Dプリントにもチャレンジしたのですが、デザインが複雑でソリッド化までたどりつけませんでした…。こちらは、また挑戦します!

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