3Dプリンタで出力したものは、プレートにくっついてたり、サポート材が付いてたりするので、出力後に作業が必要です。そんなときにあったほうがよい工具をまとめました。
ラジオペンチとニッパー
ラフトやサポート材を取り除くために、細めのラジオペンチとニッパーを用意しましょう。手でパキパキとちぎってもいいのですが、かなり固い場所もあります。力の入れ加減で変なところ折ってしまう場合もあります。
スクレイパー
プレートと生成物はかなり強固にくっついています。手で剥がすのは厳しいです。プレートとの隙間にスクレイパーを入れて剥がしましょう。僕はテープはがしカッター使っています。刃物なので扱いに注意!
ヤスリ
サポート材はずしたところがデコボコしてるので、ヤスリで磨いてあげましょう。とはいえ、PLA素材だと、ヤスリ跡があんまりきれいに磨けないのですよね…。最後に、ちょっと火であぶると良いそうです。
ABS素材だと、いいかんじにヤスリがけできるみたいですね。
手袋
作業するときは、絶対に手袋しておいた方がいいです。危険がイッパイです!
・プレートから手ではがそうとして、薄いラフトが爪の間に刺さる。
・プレートからスクレイパーではがすときに力を入れすぎて指を切る。
・プレートのエッジがなにげに鋭くて指を切る。
・サポート材をはがすとき、パーツに鋭角な角ができてて細かい切り傷ができる。
なにげに、プレートのエッジが強烈です。油断すると、いつのまにか中指の皮をサクッとやられます。
最初のころ、手袋なしで作業していたのですが、その夜に風呂に入ると、妙に手にお湯がしみるんですよね…。
いつのまにか細かい切り傷ができていたみたいなのです。
作業ボックス
工作部屋がある場合は良いのですが、リビングなどで作業する場合、気を付けていても、あちこちに破片が飛び散りまうちは、作業ボックスを導入しました。
作業ボックス買いました!
これ、作業室の無い一般のご家庭で3Dプリンタを導入した時には必須なのでは…?
密閉性はイマイチですが、パーツの飛散を防ぐには十分な性能です。
狭いので、最初は作業しにくく感じますが、すぐ慣れます。
手から出る水蒸気でじわじわ曇ってきますねw pic.twitter.com/glpdaNKFhl— Nochi (@shikarunochi) 2019年11月30日
両側から手を入れて作業します。ちょっと狭いですが、すぐ慣れました。
ゴミを捨てる前にガシャーンと倒してしまわないように注意…!
瞬間接着剤
生成物が破損した時のために、接着剤用意しておくといいです。
まだ僕も試行錯誤中です。
本気でくっつけるなら、PLAを溶かしてくっつけるアクリルサンデーが効くようです。体に悪いので喚起必須とのこと。
3Dプリント品の接着検証結果をまとめた「セメダイン、3Dプリンタ樹脂くっつけるってよ」
https://idarts.co.jp/3dp/cemedine-mft2018/接着剤をいろいろ試す -PLAの接着
https://3dp0.com/adhesive/
ピンバイス
穴をあけたいとき便利!モデリング時に穴をあけたつもりが、出来上がってみたらふさがってしまってることもよくあるので、そろえておきましょう。
デジタルノギス
対象物の長さを正確に測りたくなりますよね!…といいつつ、僕もまだ買ってないです。