PocketCHIP : PC-8801でデゼニランド

うちに来たモバイル端末は、まずデゼニランドをプレイすることになっています。

dezeni02 dezeni01dezeni03dezeni04


PocketCHIPもこのしきたりに従うため、PC-8801エミュレータ「QUASI88」をコンパイルしました。(実機ROMイメージが必要ですので、お持ちでない方は実行することができません。)

ほとんど、下記のページ通りに行いました。

QUASI88 を Raspberry Pi3 でコンパイル
http://www65.atwiki.jp/quasi88forpi/pages/1.html

1.Makefile書き換え。MakefileがEUCエンコードで日本語混じりなので
PCで編集してから持ってきたほうが楽です。僕はそうしました。

2.必要なコマンドをインストール
make/gcc/g++ をapt-getでインストール。

sudo apt-get update
sudo apt-get install make
sudo apt-get install gcc
sudo apt-get install g++
sudo apt-get install libsdl1.2-dev

そして make です。15分ぐらいかかりました。quasi88.sdl完成!

./quasi88.sdl

quasi88_01

無事起動!しましたが、画面の上の方が見えない!PocketCHIPの画面には640×200(400)は収まりきらないですね。-half モードで起動します。

./quasi88.sdl -half

quasi88_02

これなら大丈夫。

メニューを出そうとしたら「F12」キーが認識されませんでした…。メニュー出ないと辛い。

仕方ないので、起動時にDisk指定。(デゼニランドなのでV1モード)

./quasi88.sdl -half -v1h disk/dezeni.d88

quasi88_03

無事、デゼニランドへ到着!字がつぶれてしまってますが何とか読める。quasi88_05

Ctrl + TabでTerminalに戻ってきて Ctrl + Cで終了です。

あー、やっぱ640×480の新型PocketCHIPが出てほしいー。

quasi88_04

40文字表示のサザンクロスならいい感じに読めました。


quasi88_06

VNC経由であれば、F12キーでメニュー画面に入れました。(おそらく外部接続キーボードからでも大丈夫なのでは。)
本体のFnキーでのファンクションキー入力ができるようになってほしいですね。


ひとまずの回避策として、PocketCHIPで認識可能で、あんまり使われないであろうキーを、設定表示キーにしてしまうことにしました。「TAB」がいいですね。

ソース変更してしまいます。 \src\SDL\event.c の 202行目

KEY88_TAB, /* SDLK_TAB = 9, */

を、

KEY88_F12, /* SDLK_TAB = 9, */

に変更。無事、PocketCHIP単体でも、設定画面が出せるようになりました!

ここまでやってから、もしかして keyconf.rc を修正するだけでよかったのかな?とか気が付いた。まあいいか…。