Adventurer3用の0.3mmノズル、発売すぐに、入手だけはしていたのですが、これまで使ってなかったです。
出力を細くすると時間がかかりそうだし、細かいデティールの必要でない実用小物を作るなら 0.4mmノズルのほうが合ってそうな気がして…。さらに、交換時には普段行わない本体設定が必要で、ちょっと躊躇してしまっていたのでした。
でも、やってみなければホントのところはわからない。ということで、交換してみました!
交換時には、ヘッド温度の設定が必要です。普段はそんな設定メニューは無いのですが…
「Adventurer3」のところを3回タッチすると…出てきた!隠し機能!誤操作の防止ですね。
再度設定を開くと、メニュー最後に追加されてます。
ここで、0.3mmノズルの袋に書いてあった数値(うちの場合は「8」)を設定。
ノズル戻すときには、元の数値に戻す必要あるので、現在の数値をメモするのを忘れないで!(うちの場合は 3 ℃でした。)
ノズル交換したら、めんどくさがらずに高さ校正も行っておきましょう。
ちなみに、本体の電源OFF/ONで、「温度設定」項目は消えてしまうので、ノズル交換時は再度「Adventurer3」連打が必要です。
FlashPrint を最新版にすると、0.3mm設定ができるようになっています。(ノズル入手当時は、ノズル径選択機能がまだ無くて、マニュアルで多くの項目の設定する必要がありました…。これもノズル交換を躊躇していた原因の一つ。)
ノズル 0.4mmだと、印刷精度の選択ができたのですが、
ノズル 0.3mmは、PLA「標準」しか選べないです。
今後、いろんな設定が追加されるんでしょうか。0.3 mm 性能を発揮できるような高精度設定が欲しいところです。
3Dプリンタにフィラメント入れると、赤いフィラメントが出てきてビックリしました。0.3mm ノズル内に入ってた初期フィラメントですね。
ということで、せっかくの 0.3mm なのでフィギュアを印刷。
以前に一度出力したことのある 1/3 MZ-2000 フィギュアです。使用したモデルは @catsin さん作成のこちら。
3Dmodel_MZ2000
https://bitbucket.org/kyoto-densouan/3dmodel_mz2000/src/master/
さらに1/4にして 1/12 で出力しています。
STLの編集は Tinkercad 使いました。Fusion 360で切り貼りできればよいのですが。
特に問題なく出力完了!
こちらが以前に出力した 0.4mmノズル版
こちらが今回出力した 0.3mmノズル版
モデルの状態も異なりますし、0.4mmの時にどういう設定で出力したのかもう覚えてないので、単純に比較はできませんが…キーボードのところが細かくなってるような…なってないような…?いやいや、なってますね!
パラメータを詰めて、0.3mmノズルの性能を活用すれば、もっともっといけそうな気がします。この辺のノウハウが知りたいところ。
MZ-2000 フィギュアは、画面の部分に空間を作って、0.96インチ 128×64 の OLEDが組み込めるようにしてみました。
これをこうして…
こうじゃ!
以下、当時の Tweet です。
I2C通信の 128×64 OLED、接着を剥がしてみました。カッターを隙間にいれてじわじわ切っていった。 pic.twitter.com/PpnTHp9zSB
— Nochi (@shikarunochi) November 7, 2020