3Dプリンタ FLASHFORGE Adventuer3 を2019年12月に買ってから、早くも4年近く。Adventurer3 はとても良い 3Dプリンタでした。たくさんのミニチュアPCを作成することができました。
とはいえ、最近少々調子が悪く、印刷に失敗することが増えてきました。ノズルを取り換えれば、まだしばらくは使えそうではあるのですが…最近登場してきた CoreXY 方式の高速印刷機がとても気になっていまして。
ここは、思い切って新型プリンタ導入することにしました!
CoreXY 機&エンクロージャに入った機種(部屋レイアウトの事情により)で、10万円前後のものを探しますと、候補としては以下の3つ。
- BambuLab P1S (119,000円/ AMSセット159,000円)
- FLASHFORGE Adventurer5M Pro (84,700円)
- Creality K1 (88,000円)
おそらくこの中なら、どれ買っても間違いなし。FLASHFORGE後継機にしたいところではありましたが、発売日が少々遅れるようで、買おうとしたときには、まだ実機レビューが出てませんでした。
気になるのは BambuLab のオプション、AMS(Automatic Material System:自動素材供給システム)ですね。
フィラメント4個を搭載し、自動的に切り替えて使用可能。さらにフィラメントの湿度管理も行ってくれると…。
単体だと59800円なのですが、P1S とセットの Combo であれば +40000円で買えます。見た目もカッコ良い…!
P1Sは、すでに発売されており、入手した人の評判も上々でした。他と比べると、少しお値段高めではありますが…気になりすぎる…AMS…!!!
ということで、今回の選択は BambuLab P1S Combo!となりました。
Adventurer5M も気になるのですが…
フィラメント自動供給システム AMS が魅力的すぎたので、今回は Bambu Lab P1S Combo にしました! pic.twitter.com/SVUq7Af1bF— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) September 27, 2023
9/24に発注、9/26到着、9/27に設置しました!
Adventuer3 とP1S Combo 比較。
AMSのせいもありますが、高さがかなり違いますね。フットプリントはそこまで違わず、Adventurer3 を載せていた 400x400mm の御影石の上に収まりました。それでいて、印刷可能サイズは Adventurer 3の 150 x 150 x 150mm から P1S の 256 x256 x 256 mm と大幅UPです。
3Dプリンタの振動対策に御影石が良いそうなので買ってみました!Amazonで 400x400mm 1800円(送料無料)
敷いてみると、たたずまいが重厚になりました!
もともと動作の静かな Adventurer3 なので、効果のほどは、あるような、ないようなw https://t.co/hE5djv6qxF pic.twitter.com/FU8rFCCMX1— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) July 10, 2023
本体とAMSの接続は、フィラメントチューブとコントロールケーブル。ネジ止めで固定とかは無くて、本体上にAMSを載せるだけでした。本体の横に置くとかもOKですね。
AMS内には乾燥材を入れておくスペースもあります。
CoreXY 方式は結構振動するという話を聞いていたので、オプションの防振脚座もあわせて購入しておきました。
もともとついてる足と取り替えます。防振脚座、本体を持ち上げると、すぐスポッと抜けてしまうのでマスキングテープなどで固定しとくのがいいかも…。
そして、初の印刷!付属 microSD に入っていた Benchy3D を印刷してみました。
付属 microSD に入っていた Benchy3D を印刷してみました。
かかった時間は 30分ぐらいです。ヘッドの動きが速い。そして揺れているw
(カメラ手持ちでスイマセン) pic.twitter.com/G5oYgQXwL0— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) September 27, 2023
メチャ速い…!(何気に、Benchy3D 印刷したの自体、これが初でしたw)
付属 microSD に入っていた Benchy3D を印刷してみました。
かかった時間は 30分ぐらいです。ヘッドの動きが速い。そして揺れているw
(カメラ手持ちでスイマセン) pic.twitter.com/G5oYgQXwL0— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) September 27, 2023
印刷中はメチャ揺れておりますw 防振脚座が無いと、これがダイレクトに床に来てたわけなので、買っておいて正解でした。
付属品です。消耗品パーツ付属しているのは「メンテが必要な製品だから、しっかりお願いね」というメッセージなのでしょう。
ノズル付ホットエンドの予備があるのはビックリ。(ダンボールに紛れて捨てそうになった。危ない!)
フィラメント緑・橙・サポート用の3種類が少量ずつ付いてました。 pic.twitter.com/ZbZLXj8m8H— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) September 27, 2023
付属品いっぱい。「この製品はしっかりとしたメンテナンスが必要です!」と強く主張してきています。
純正フィラメントを AMS にセットすると、フィラメントリールの RFID を読んで、フィラメントのタイプ・色・残量(回転時のRFIDの位置とフィラメント流量から計算するらしい…!)を自動的に取得します!なんかもうすごすぎる。
フィラメントをセットすると、Bambu 純正品はスプールについてるRFIDによってフィラメント種類が自動的に設定されます。他社製の場合は手動で設定です。
AMS、結構しっかり密閉される感じ。湿度や乾燥剤の状態をアプリから確認できます。めちゃいい! pic.twitter.com/xC0c8i3DzE— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) September 27, 2023
ちなみに、RFID タグはこちらにありました。
フィラメント認識用RFIDタグ、ホルダー側についてると思ってた。フィラメント側についてるのか。(ホルダーはフィラメント取り換えて使いまわしするので、考えてみればそりゃそうですね。)
タグは、スマホのRFIDリーダーで認識されました。
Tagタイプは ISO 14443-3A NXP MIFARE Classic 1k pic.twitter.com/W2nCKgFhIP— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) October 30, 2023
印刷物を剥がす時に使用するスクレイパーは、刃の金属パーツだけ付属していて、柄はモデルデータを自分で印刷する形式でした。せっかくなので2色印刷!
スクレイパーは、刃だけ付属していて、柄を自分で印刷して作る形式でした。
ちなみに、P1S本体はプラスチック製なので、磁石で貼り付けることは出来ませんw pic.twitter.com/njCtnbrI71— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) September 27, 2023
こちらで紹介されていました、AMS吸湿剤ボックスがカッコ良かったので作ってみました!
サポート無しで出来上がる形状になってるの良いですね。フタのスライド部分も問題なく出来上がりました。 https://t.co/Sg5XAAd1Xd pic.twitter.com/RucaRftyXF— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) October 29, 2023
ひとつは、温湿度計が入る穴を開けてみました。
TINKERCAD でサクッと。 pic.twitter.com/l6Rx2PD3Tb— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) October 29, 2023
初期付属のオレンジフィラメントをほぼ使い切りました。というか、ギリギリ足りた感じですねw
あぶなかった。
袋入りシリカゲル詰めて設置しました。オレンジ色が加わってAMSが華やかになった~。(フィラメント色は地味ですがw) pic.twitter.com/6RAdUniCr2— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) October 29, 2023
BambuLab のAMS、差額4万円で、「多色、ほんとに必要か?」と何度も悩んだあと思い切って付けたのだけども、多色よりも、フィラメント準備・取り外し・管理から開放されたことが最高に良かった。電源ONでそのまま印刷、終わったら電源OFFだけでいい。めちゃいい。https://t.co/sKKshAQ6f7
— Nochi(ドウスル?▮) (@shikarunochi) November 17, 2023
とかいいつつ、よく「AMS」を「AWS」と書き間違えてしまうのであった…。