micro:bit でコントロールするロボット「PLEN:bit」のオプションとして、micro:bit を ESP32 端末の M5ATOM に換装可能なパーツが登場しました!
PLEN:bit
https://plen.jp/plenbit/PLEN:bit用M5ATOM変換基板 Convert to M5ATOM
https://plen.jp/plenbit-atom/
(画像はスイッチサイエンスから)
これまでにも、ESP32端末M5Stack5 を搭載した「PLEN5Stack」がありました。
PLEN5Stack
https://plen.jp/plen5stack/
(画像はスイッチサイエンスから)
PLEN5Stackは、胸部分の基板&パーツを取り換えて、M5Stack を接続できるようになっています。基板ごと交換なので、micro:bit と差し替えつつ遊びたい場合はちょっと手間ですね。
「PLEN:bit用M5ATOM変換基板 Convert to M5ATOM」は、M5ATOMのコンパクトさを活用して、micro:bit 互換の基板上にM5ATOMを配置。micro:bit と差し替えるだけで、換装可能となっています。お手軽!
PLENM5Stack との違いは、M5Stackじゃないことでの「液晶画面なし&スピーカーなし」と、PLENM5Stack特別パーツの「NeoPixel目玉部品無し&腕のLEGO互換パーツ無し」ですね。
腕のLEGO互換パーツは、3Dデータが公開されていますので、3Dプリンタがあれば出力することが可能です。
PLEN 3D Model for Fusion360
https://github.com/plenprojectcompany/plen-3DModel_Fusion360
ということで、さっそく購入しました!
パーツは基板+パーツの未完成状態での販売となっていますので、自分での半田付けが必要となります。(割高でも完成品発売があるといいな…とは思います。)
使い方は、PLEN Project のNOTEに詳しい解説があります。
M5ATOMでPLEN:bitを動かそう! ~ATOM変換基板の使い方~
https://note.com/plenproject/n/n25fcce5a84e1
半田付けがそんなにうまくないので、PADの短絡半田付け、ちょっと難しかったです。
タクトスイッチについては、
・必要に応じてタクトスイッチをはんだ付けします。
・タクトスイッチ横にプルアップ抵抗用のスルーホールも用意していますので必要に応じてご使用ください。
と、あるのですが、電子工作に詳しくないと「必要に応じて」が判断できないのですよね…。これは他の方の工作例を待ちたいところです。今回タクトスイッチは未取り付けのままです。
回路図はこちらにありました。
Schematic PLEN:bit ATOM Board
https://github.com/plenprojectcompany/plenbit-AtomBoard/tree/master/Schematic
タクトスイッチのボタンAが SW1=G23、ボタンBがSW2=G19 につながるみたいですね。
G22が目玉ライトにつながっています。PLENのサーボコントローラへと繋がるI2Cは、SCL = G21、SDA = G25 です。
(画像はPLEN Project のNOTEより)
裏面の真ん中に、Groveコネクタを接続することが可能です。G21/G25と接続されるとのこと。サーボコントロールのI2Cと同じ接続になってます。
サンプルプログラムを動かしてみました。M5ATOMのボタンを押すたびに、モーションを再生します。かわいい。
M5ATOMのLEDが、赤色にしか光りませんでした。
6. 注意点
PLEN:bitからの電圧不足によりM5ATOMのLEDが赤しか点灯しない場合があります
とのこと。まさにこの現象。
前面のセンサ端子に出てる3Vから変換基板の3Vに電源を取ればOKということですので、10ピンから5ピン+4ピンを使用して余っていた付属のヘッダーピンを使って配線しました。
バッチリ!
ちなみに、以前にも自分で変換基板を作ってみたことがありました。この時には、M5ATOMへの電源共有が弱くて、うまく動かなかったのですが…。
M5Atomからのコントロールはできてるのだけど、サーボ動作時の電力低下でM5Atomがリセットかかっているっぽい雰囲気ですね…。惜しい。
(カメラ固定できず手持ちでスイマセン) pic.twitter.com/XaFIYi9C3S— Nochi (@shikarunochi) April 26, 2020
あらためて、差し替えて動かしてみると、同じプログラムでばっちり動きました!単に充電が足りてなかったっぽい…?もしくは、当時のプログラムが間違っていた…?どっちにしても、配線は間違っていなかったようですね。まじかー。
目玉電源と、I2Cのピンが変換基板と同じ選択だったのは偶然…かな?すごい偶然。
下一列のホール、微妙に並びが違ってますね。I2Cや3Vの位置が異なってました。
僕は、なんとなく心臓の位置を意識してM5ATOMを配置したのですが、micro:bit と互換のタクトスイッチを付けられるように真ん中に配置するというのは、なるほどでした。