Common Source Code Project のFM-7エミュレータをM5Stack FIREに移植しました。
https://github.com/shikarunochi/CommonSourceCodeProjectM5Stack/tree/master/src/fm7
ビルド済みの bin ファイルも用意してあります。
https://github.com/shikarunochi/CommonSourceCodeProjectM5Stack/tree/master/bin
fm7.bin
デュアル6809で、構成が複雑そうだったので、僕が6809についてほとんど知らないってこともあって、うまく動かなかったときにデバッグできるか心配だったのですが、わりとアッサリと動きました。Common Source Code Projectすごい!
(動作中、M5Stackから高周波の音がします…。何の音かな…。)
必要なROMファイル詳細については、本家エミュレータ(Binary Archive)をダウンロードして、ドキュメントを参照してください。
Common Source Code Project
http://takeda-toshiya.my.coocan.jp/common/index.html
D77形式のフロッピーディスクファイルのみ対応しています。D77はD88と拡張子が違うだけでフォーマットは同じです。
T77テープファイルの読み込みには対応してないです。(テープ対応はなかなかしんどいですね…。)
起動するためにはFM-7実機ROMイメージが必要ですが、Apollo’s XM7お手伝いぺ~じで公開されているXM7用の互換ROMを使用することも可能です。
Apollo’s XM7お手伝いぺ~じ
http://retropc.net/apollo/XM7(V1/V2/V3共通) / EM-7 両用 ROM SET
http://retropc.net/apollo/download/xm7/romset/index.htm
上記ページにもあるように「ゲームローダがBASICで出来ているものや、グラフィック描画、文字入力をサブシステムに頼るゲームは動作しない」とのことです。
起動すると、XM7 BOOT LOADER の画面になるので、Bボタンでフロッピーディスクイメージを選択してください。
デゼニランドは互換ROMで動きました!
これで、PC-8801 / FM-7 / X1 のPC新御三家がM5Stack FIRE上に勢ぞろいすることとなりました!マジすごい!
このエミュレータが実行可能なのは、2019/04/27 時点では M5Stack FIRE のみです!
海外からの通販に抵抗が無い場合は、本家M5Stack の AliExpress で購入してみるのもいいかと思います。販売されている商品の種類も多くて、価格も少し安めです。ただし、到着まで半月~1ヶ月ぐらいかかります。