M5Atom + AtomDisplay で PC-8001 エミュレータ

実行のためには、PC-8001 または PC-8801 実機から取得した ROM イメージが必要です。


MZ-700 エミュレータが M5Atom + AtomDisplay で動作したので、きっと PC-8001 エミュレータもいけるのでは…。

いけましたー。M5Stack に移植したときは、320×200 ドットに縮小表示していましたが、HDMI モニタなら 640×200ドットでキッチリ表示できますー!


記号入力、カナ入力にも対応。PC-8001用ゲームはテンキーで操作することが多いのですが、テンキー付きのBluetoothキーボードを持ってなかったので、カーソルキーでテンキー2468を入力できるモードも付けました。

Bluetooth キーボード関連については、こちらも見てみてください。

M5Atom に Bluetooth キーボードを接続
https://shikarunochi.matrix.jp/?p=4529

注意:BLE対応の Bluetooth キーボードでは接続ができない可能性が高いです。 古めの Bluetooth キーボードを使ってみてください。

GROVE端子に CardKB を接続しての操作も可能です。


ここまで操作できるようになると、入力したプログラムを保存できないのももったいない気がしてきたので、メモリを n80 ファイルとして保存できる機能も追加しました。ファイル名「0_M5N80MEM.N80」固定で作成します。


ファイルをPCに持っていく方法は用意してないいので、そんなにいろいろできるわけではないですけれど。


きっと、メモリ的にカセットテープイメージの読み込みは無理だと思ってたのですが、試しにテープイメージ読み込み領域を確保してビルドしてみたところ、問題なく動きました…!
ということで、カセットテープイメージファイル(cmt形式)からの読み込みも対応です。

BASIC プログラムをテープから読み込み後、mon して Lで マシン語をテープから読み込み。Ctrl+B で BASIC に戻って run。PCG対応ゲームなので PCGをON。操作用に「カーソルキーでテンキー入力」ON してます。


プログラムはこちらです。VSCode + PlatfomIO でビルドしてください。実行のためには、PC-8001 または PC-8801 実機から取得した ROM イメージが必要です。

shikarunochi/m5n80/m5n80AtomHDMI/
https://github.com/shikarunochi/m5n80/tree/master/m5n80AtomHDMI

各種イメージファイル(ROMイメージファイル / フォントファイル / cmtファイル / n80 ファイル)は、data フォルダに入れて PlatformIO で転送してください。
イメージファイル名は、PC-8001のイメージの場合は「PC-8001.ROM」、PC-8801のイメージ(N-BASIC)の場合は「8801-N80.ROM」です。フォントファイル名は「PC-8001.FON」です。

エミュレータ画面で、M5Atom本体のボタン押下でファイル選択画面になります。ファイル選択画面ではボタン押下で下移動、ボタン長押しで選択です。n80 ファイルはメモリに読み込み、cmt ファイルはテープバッファに読み込みます。

エミュレータ画面で、ボタン長押しでシステムメニューになります。PCG ON/OFF、テンキーモード(カーソルキーでテンキー2468入力)ON/OFF、メモリをn80ファイルとしてセーブです。こちらも、ボタン押下で下移動、ボタン長押しで選択です。